耐震性を高める
PCaPC工法
コンクリートの柱・梁部材を工場でプレキャスト化し、現場で建方した後PC鋼棒やPC鋼線を用いて締め付け、柱・梁の一体化を図る工法。現場でコンクリートを打つ従来の工法に比べて、高い品質と高い施工性をもち、建物自体の強度も優れています。
PCaPC工法の特長とメリット

PCa(Precast Concrete)とは
柱や梁などの部材をあらかじめ工場で製造したものです。普通は言いやすいPCaPC工法と呼びます。 工場生産されたコンクリート部材は、品質がとても安定しています。
PC(Pre-stressed Concrete)とは
あらかじめ圧縮力を作用させ、構造物を長持ちさせるようにしたコンクリートです。 コンクリート内のPC鋼棒を緊張させることによって、圧縮力を作用させます。

施工例
写真はVINA MARKS(鹿島建設・大和小田急建設JV施工)の施工状況です。 中央の柱に左右両側からプレキャストPC部材の梁を架設したところ、柱に取りつけられているチューブは、グラウト注入用のものです。
PCaPC工法の特長
- 高品質

高度に品質管理された均一な工場生産部材により構成されています。
- コンクリートの高寿命化
高強度コンクリートを用いるため工場部材は、中性化速度が通常の鉄筋コンクリート造の半分以下にすることができ、高寿命化します。
また、柱・梁部材にプレストレストを導入し、部材断面に常時圧縮力を与えているので、架構の耐久性は飛躍的に向上します。
- プランの自在性の実現

鉄筋コンクリートでは不可能な10m以上のロングパンを実現できます。 また、アウトフレーム、柱型の排除、ハイサッシ等の必要に応じた間取りを自由に設計することが可能です。
- 高環境配慮
工場生産により、現場施工に伴う騒音、廃棄物を大幅に少なくできます。
また、建物自体の生涯発生Co2やエネルギー消費を極力抑え、環境にも十分配慮した工法です。
施工手順
- 工場生産

プレキャスト部材は工場生産品なので、品質・精度の一定した良質な躯体を実現できます。
- 現場で建方

高施工性要素とそのメリット
- 基準階フロアーワンサイクル工程の短縮

2フロアーを1節としたプレキャスト部材を9日間で建てたあと、PCaPC圧着の作業を1日、天井クレーンのクライミングを1日とし、1節(2フロアー)を11日サイクルというスピード施工を実現できます。
- 階毎作業床確保による、安全かつ確実な施工環境の実現
フロアー毎に施工するため、外部足場が不用となり、安全性が向上します。 また、本設のバルコニーが使用できるため、転落事故等の防止に役立つばかりでなく、施工の確実性と良品質確保に大きく貢献します。
- 環境配慮工法による、廃材低減効果
主要な部材を工場により、リサイクル可能な鋼製の型枠で生産するため、従来の木製型枠の消費が大幅に低減でき、また廃材の大幅な低減も可能となり、最終処分のCo2発生の低減に大きく貢献します。
- 現場に於ける、管理難度が非常に高い高強度コンクリート管理の排除
通常鉄筋コンクリート造で(超)高層建物を建設する場合、およびPCa工法のほとんどが、その接合部分に高強度コンクリートを使用します。その際の高強度コンクリートは、現場での品質管理となり、その運搬、打設、養生ともに最新の注意をもって管理する必要があります。 当社PCaPC工法は工場生産であり、現場での新しい管理を排除することができます。






